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“所沢を音楽のまちに”──藤本市長に聞く (中)

所沢市役所内に「音楽のあるまちづくり検討会議」が2013年に発足して、オリジナル・ロゴマークが出来、9月には情報誌「音まちpress」第1号が発行されました。そして2014年2月の「広報ところざわ」で「音楽のあるまちづくり」が正式に発表されました。その後の動きと今後についてうかがいました。(文=ゴマッジョ 写真=倉本兼治)
 【所沢市のサイト】

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■◆● 音楽で、所沢を動かす! ●◆■

──2014年2月に「音まち推奨制度」がスタートして、この2月で2年が過ぎました。私どもptoko(ピートコ)はその立ち上がりから、協力団体として推奨候補の選定のお手伝いをしてきました。
 2014年3月に2件の「音まち推奨イベント」が選定されました。その後、選定数は順次増えていって、2年の間に200件を超えています。
 
藤本 おかげさまで推奨イベントがだんだん増えてきて、「音まち」の認知度もだいぶ上がってきたようです。
 それに併行して市役所1階の市民ホールでのコンサートや、所沢駅構内の「とこてらす」やワルツ、新所沢パルコのガレリアなどでの「まちなかコンサート」を行っていますが、そういうような場所がどんどん増えていってほしいなと思っています。
 路上ライブなどは、いろいろと越えなければならないハードルがありますが、柏市などの他の自治体で盛んになっているところもあります。
 市民の方たちの理解と協力を得て、音楽の溢れるまちにしたいですね。
 
──昨年秋に「所沢を動かす!」みんなのアイデアコンテストがありましたね。私も審査発表会に行きました。2つのテーマの一つは、「音楽のあるまちづくり」に向け~音楽を通じた交流や音楽環境の活性化に向けたアイデア~でした。
 最終審査に5つの案が残りましたが、2つほどおもしろい企画がありましたね。

藤本 ええ、そのうちの一つの優秀作を具体化しようと準備を進めているところです。なるべく早く実現してほしいなと思っています。
 それについては担当課の吉田課長から話してもらいましょうか。

──では、文化芸術振興課の吉田課長、お願いします。

吉田 はい。昨年のコンテストは市制施行65周年にもあたり、59件の応募があって、7件が一次審査を通過して、5件が「音まち」に関する提案でした。
 優れた提案に対してはそれを実施して、市民と行政が協力して新しいまちづくりに取り組むというのがこのコンテストの趣旨ですので、いまその準備をしています。

──どういう提案を具体化していかれる予定ですか?

吉田 「空飛ぶ音楽祭」というタイトルのものです。
 航空記念公園の野外ステージをメイン会場にイメージした提案です。「音楽の力で、人が人を応援するまちづくり」というキャッチコピーが付いています。
 担当課としては、「空飛ぶ」の名にちなんだ企画も盛り込めればいいなと考えています。
 ミューズをはじめ、市内に製作所を構える世界のムラマツフルートさんにも協力をお願いして、にぎやかなイベントにしたいと考えています。
 ミューズではクラシック系のイベントを中心に開催して、野外ステージではポップス系やロック系、ジャズ系のもの、さらに邦楽系のものもできれば面白いのではと。野外ステージの側には日本庭園茶室の彩翔亭がありますから、上手に利用できればいいなと。
 その各会場を行き来する間に、食べたり飲んだりするブースがあると楽しいかなと考えています。その日はそこに来れば、音楽を中心としたいろんな楽しみ方ができれば、と。
 
──かなり大掛かりなイベントになりますね。

藤本 けっこう大掛かりなものになりますね。
 ボクとして早く実行してほしいんだけれど(笑い)。

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■◆● みんなが潤う空間を ●◆■

──その「空飛ぶ音楽祭」はいつごろになりそうですか?

吉田 現在、2017年度の事業として開催する予定で準備を進めています。

──出演者のプロデュースも大変ですね。

吉田 いろんな世代や幅広いジャンルのミュージシャンに出演してもらいたいと思っています。

藤本 野外ステージについては、オーケストラに出てもらったり、テレビの音楽番組なんかにも来てもらいたいと思っていますが、それはまた別の企画で。

──「空飛ぶ音楽祭」はぜひ成功していただきたいですね、できれば、恒例のイベントとして定期的に開催し、所沢の風物詩になればいいですね。

 ところで、昨年4月には「“生”の音楽体感スポット・ガイドマップ!」と銘打って音楽ホールやライブハウス、音楽を聴きながら飲食ができるお店などを紹介する「音まちMAP」が発行されました。
 市長は、ジャズバー・スワンなどMAPに載っているお店に顔を出されているようですね。

藤本 ええ、ときどき行ってます。サウンドスト-ンやモジョや、その他いくつかの穴場的なところにも出かけています。ボクの場合は「飲み」が中心ですけど。

──遅い時間に?

藤本 遅いです。「演奏はもう、終わっちゃいましたよ」なんて言われることが多いですね。ただ、雰囲気が好き。
 みなさんにもぜひ所沢のいろんな音楽シーンを楽しんでほしいです。

──私の周りでは、MAPはかなり好評です。MAPを見て「あそこに行ってきたよ」という方もおられます。
 ptoko(ピートコ)では、MAPに載っている以外のお店も、「音楽を楽しむお店」というコーナーで紹介しています。
 マニアックな感じの店は、「名前は知ってるけど」「気になってるんだけど」と、なかなか入りづらいところもあるようです。私が「平気だよ」と言っても一人じゃ行きにくい。
 MAPやptokoを見て、もっと気軽に足を運んでもらいたいですね。

 この2年、私どもが推薦して選定されたものには、ロゴマークをお送りし、シリアルナンバーを発行してきました。そのうち、団体の対象は「松井クラシックのつどい」の1件だけで、その他は音楽イベントです。
 ロゴマークをお送りした方たちからは、「早速、チラシやプログラムに掲載させていただきます」や「推奨イベントとして恥ずかしくないように、練習に励みます」などの嬉しいメールが届いています。
 また開催後に、「前回より多くの方の来場がありました」との感謝のメールもいただいています。
 今後は、MAPに掲載されたお店を中心に、「音まち推奨店舗」なども推薦させていただきたいと思っています。できれば、「音まちパートナー店」なんていうネーミングがいいかなと。

藤本 音楽を楽しんで心が潤う風景があり、それを提供するお店も潤う、そういうウィンウィンの状況がどんどんできるといいですね。けど、あまり増えると身体がもたないかな…(笑い)。

──先にも言いましたように、所沢を「音楽の街」として盛り上げるのが、私どもptoko(ピートコ)のミッションだと思っています。
 それでは、少しテーマを広げて、所沢の文化についてお聞きしたいと思います。(2016.03.18取材)